令和6年2月定例会 代表質問(5/7)2024/03/05

2月定例会で、代表質問をいたしました。

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アジア・アジアパラ競技大会の開催について

  1. 子どもたちに対する施策
  2. 観客の宿泊
  3. 国際観光MICE都市の実現

子どもたちに対する施策(1)


ともお

アジア・アジアパラ競技大会について、総務局に2点お尋ねする。
1点目は、アジア・アジアパラ競技大会の持つ様々な価値を、子どもたちに伝えるための施策についてです。
森ともおアジア・アジアパラ競技大会は、子どもたちにとって、スポーツの魅力だけでなく、国際理解や障害者理解等の様々な気づきを生むための絶好のチャンスである。

より多くの気付きを生むためには、大会当日に見て感じることだけでなく、大会開催前から学び、理解を深めておくことが、とても価値があることだと考えている。
さらに、大会開催前から学ぶきっかけがあることで、子どもたちの自発的な学びも生み出すこともできると思う。
アジア・アジアパラ競技大会の持つ様々な価値を、最大限、子どもたちに伝えるためには、大会当年度よりも前から、段階的な取り組みを実施していく必要があると考えるが、現在の検討状況をお尋ねする。


総務局長

アジア・アジアパラ競技大会の持つ、様々な価値を子どもたちに伝えるための施策の検討状況についてお尋ねいただいた。
アジア・アジアパラ競技大会は、子ども達に、スポーツの魅力だけでなく、国際理解や障害者理解などの様々なことを伝えることができるまたとない機会である。
これまで、小中学生向けの大会PR冊子の配布、小学校での大会のPRやパラスポーツの体験授業の実施、高校生に向けたワークショップの開催などに取り組んできており、令和6年度には、県市合同で、小中高校生向けに、大会の理念や歴史、アジア特有の競技、各国の食、言語、文化の紹介、障害者理解などについての学ぶためのコンテンツを作成する予定である。

大会開催前からアジア・アジアパラ競技大会の競技やアジアの国々についての理解の促進、多様性を認め合う意識の向上につながるような取り組みを、段階的・計画的に実施することで、子どもたちが理解を深めて大会を迎えることができるように、教育委員会をはじめ関係各所と丁寧に調整していきたいと考えている。

子どもたちに対する施策(2)

~ 要望 ~

ともお

私自身も本物を見る・触れることができる機会はとても大切なことだと考えている。アジア・アジアパラ競技大会の成功にとどまらず、大会の持つ様々な価値を子ども達に伝えるための施策を、引き続き教育委員会をはじめ関係各所とと協力して計画・実施していってほしい。
その際には、画一的な対応ではなく、学校や子どもたちの実情に合わせたきめ細やかな対応になるように計画・実施してほしい。

観客の宿泊(1)


ともお

2点目は、アジア・アジアパラ競技大会における、観客の宿泊についてです。
選手村を整備せず、選手や関係者の宿泊先として、既存のホテル等の宿泊施設を使用するということであるが、その場合、世界中から愛知・名古屋に来られる観客の宿泊場所が無くなるという懸念がある。
開催まで、あと約2年と6か月まで迫ってきている。観客の宿泊について、どのように考えているのかお尋ねする。


総務局長

2点目は、観客の宿泊に関してお尋ねいただいた。
アジア・アジアパラ競技大会には、世界中から選手・関係者のみだけでなく、多くの観客が来られることが想定されている。
現在、大会組織委員会において、選手・関係者の宿泊を検討している段階で、観客の宿泊についてはこれから検討していく予定である。
大会まで、2年半余りとなり、大会の内容を具体的に固めていく重要な段階と認識している。選手・関係者の宿泊を早々に固め、観客の宿泊について検討を加速させていき、残された時間で精一杯準備をしていきたいと考えている。

観客の宿泊(2)

~ 要望 ~

ともお

組織委員会において、選手・関係者の宿泊について、検討が進んでいくにつれ、また、円安等の社会経済状況によっても観客の宿泊先が足りなくなる可能性もあると思う。大会を盛り上げるためには、世界中から観客にお越しいただく必要があり、観客の宿泊場所の確保は肝要と考えている。そのためには、民泊や宿坊といったことも含めて、幅広く今できることを準備していかなくてはならないと思う。
森ともお選手・関係者の宿泊について、検討を加速し、早急に大会の選手・関係者が使用する宿泊先を調整してほしい。
また、各局区室が幅広く準備をしていくためには、情報の共有が肝要となる。組織委員会における選手・関係者の宿泊の検討状況について、逐次各局区室に共有するとともに、総務局がリーダーシップを取りながら観客の宿泊についても検討してほしい。

国際観光MICE都市の実現


ともお

これまで、幾度となくアジア・アジアパラ競技大会を契機に日本人・外国人問わず増加が見込まれる観光客に対して、名古屋の歴史・文化、食文化なごやめしなどを中心に観光魅力をプロモーションすることや周遊性の向上、全庁的な連携などの重要性について議論させていただいてきました。
例えば、令和4年11月定例会の本会議では、これらついての私の質問に対して、観光文化交流局長からは、「アジア・アジアパラ競技大会を千載一遇の機会ととらえ、地域の方々や関係局等と連携し、より多くの観光客を呼び込むために、プロモーションの強化や周遊性の向上を着実に進める」とのご答弁がありました。
今、名古屋・愛知に、世界の目が向かおうとしています。令和5年3月、アメリカのタイム誌が「世界の最もすばらしい場所」とした場所の一つが、愛知・名古屋。その代表としては、たとえばジブリパークがあります。

アジア・アジアパラ競技大会まであと928日となりました。本市が掲げる「国際観光MICE都市」の実現のために、本日は特に、観光に視点を当て、アジア・アジアパラ競技大会及びその先も見据えた今後の取り組みと決意について、愛知県との連携も含め、観光文化交流局長、ご答弁願います。

観光文化
交流局長

本市の観光誘客を高めるため、名古屋城と熱田界隈は歴史的背景からも重要なエリアであり、また、名古屋を代表する観光地でもあります。このような歴史的な拠点を中心に他のエリアも周遊する歴史観光や、この3月に第2期エリアの開園が予定されているジブリパークなど、国内外から当地域への関心が高まっております。
愛知県をはじめとした関係団体、また民間企業等とも連携をはかり、名古屋を中心に近隣自治体を巻き込みながら、市内に多くの観光客を呼び込み、連泊するような仕組みづくりに取り組んでまいります。
また、なごやめしについては、令和5年12月には、全国的に強い発信力を持つ宣伝大使を新たに任命しており、名古屋の食文化をしっかりPRすることで、引き続き、なごやめしの普及促進に努めてまいります。

次に、交流人口や観光消費拡大に向けた絶好のチャンスである2026年アジア・アジアパラ競技大会の開催を控える当地域として、本市を訪れる外国人観光客に対し、対象地域それぞれの特性に応じたインバウンド誘客を戦略的に行ってまいります。
令和6年度には「次期観光MICE戦略」の策定を進めておりますので、議員ご指摘の歴史観光、食文化なごやめしといった、本市の誇る観光コンテンツをしっかりと位置づけ、磨き上げを行い、国際観光MICE都市の実現を目指してまいります。

MoriTomoo

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