2月定例会 個人質問2016/03/07

2月定例会で、個人質問をいたしました。内容は、「ノーベル賞記念館について」です。

ノーベル賞記念館について(1)

~ ノーベル賞記念館の整備を ~

ともお

21世紀に入ってから世界的な学術栄誉であるノーベル賞を受賞した日本人は15名。そのうち、赤﨑勇氏や天野浩氏はじめ6名が名古屋にある大学関係者であることは、「ものづくり愛知・名古屋」の先進性や活力を如実に示していると言える。
今、世界は、環境、食料、エネルギーのみならず、大変多くの課題に直面している。それらの課題の一つ一つを、人類の英知を結集して解決しなければならない。そのためには、次代を担う人材の育成が必要不可欠である。

森ともお 私は、人材を育成する一つの方策として、先に述べさせていただいた、当地にゆかりのある数多くのノーベル賞受賞者の存在を生かさない手はないと思っている。なぜなら、これらノーベル賞受賞者の皆さんはすべて、自身の夢を決してあきらめず、努力に努力を重ねて、夢をつかんだ方ばかりだからである。ノーベル賞受賞者のみなさんの存在やその功績を、人材育成に最大限に活用させていただくのだ。
また、この世界に誇る当地の宝を、大きなコンテンツとして、「ものづくり愛知・名古屋」の先進性・活力を、県外へ、そして、世界中に発信・アピールしていくことは、産業振興、観光客誘致の観点からも意義があると思う。

彼らの功績を、継続的・効果的に広く発信・アピールしていくことができるようにするためには、常設展示、企画展示、イベントなどといったソフト的な仕組みに加え、その「場」となる施設の整備が必要だと考える。
森ともお 私は、県と市が共同し、愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者を中心としたそれぞれの功績などを分かりやすく紹介する展示や体験コーナーを中心とした、いわば「ノーベル賞記念館」を整備してはいかがと考えている。

  1. 本市の科学技術の発信拠点といえば、世界最大のプラネタリウムを誇る名古屋市科学館。ノーベル賞受賞者の功績を、広く伝える上での「科学館との連携について」の教育長の考えをお答えいただきたい。
  2. 「ノーベル賞記念館」の整備に向けた「プロジェクトチームの設置」について、教育長の考えをお聞かせいただきたい。

教育長

当地域のノーベル賞受賞者の業績等を紹介する新たな施設の整備を通じて、子どもたちをはじめ、市民の科学に対する興味・関心は、より一層高まるものと考えている。教育委員会としては、積極的に連携を図っていきたいと考えている。

ノーベル賞記念館について(2)

~ プロジェクトチーム設置時期と記念館設置場所 ~

ともお

教育長より、「科学館との連携」「プロジェクトチームの設置」について、大変前向きなご答弁をいただいた。
森ともお 実は、先日、大村愛知県知事とお会いし、ノーベル賞受賞者の功績の発信・アピールについて、議論をしてきた。本件について、知事は以前より、ずいぶん熱い思いをもってみえたとのことだった。再度質問させていただく。

  1. プロジェクトチームの設置時期について、教育長に伺う。いつを目途にプロジェクトチームを立ち上げられるのか。
  2. 設置場所について、ノーベル賞記念館をどこに整備するか。これは、大変重要。言うまでもなく、利便性、集客性の高い地域であることが、条件として、必要不可欠であると考える。私は、その条件を満たした、最も優位性の高い場所の一つは、名古屋市科学館周辺、具体的には、白川公園内が望ましいと考える。教育長、白川公園内への「ノーベル賞記念館」の整備についてのお考えをお聞かせいただきたい。

教育長

県と市の関係局による、プロジェクトチームをできるだけ速やかに設けるとともに、整備場所については、プロジェクトチームの中で、さまざまな観点から検討していく。

ノーベル賞記念館について(3)

~ 新年度中のプロジェクトチーム設置と市科学館周辺での整備を ~

ともお

教育長から、「プロジェクトチームを速やかに設置する」とのお答えをいただいた。私としては、新年度中には、プロジェクトチームの設置がなされるとの理解をさせていただく。
森ともお さて、その重要な中身についてですが、具体的な展示・イベント内容や施設規模は、今後、有識者などを含めたプロジェクト会議での検討や外部機関による調査を踏まえて、しっかりと詰めていただくことを強く要望させていただく。
そして、場所について、教育長から、「さまざまな観点から検討していく」とのお答えをいただいた。名古屋市科学館には、世界に誇るプラネタリウムもあり、近年では、子どもたちをはじめ、年間約140万人の来場者数を誇っている。市科学館ほど、ノーベル賞と関係が深く、利便性、集客性の高い場所はない。そのことを十分に踏まえていただきたい。

最後に、県と大政令指定都市名古屋市が、しっかりと連携し、未来を担う子どもたちが、当地の宝であるノーベル賞受賞者の功績をきっかけに、科学技術に興味をもち、夢を膨らませることができる、また、当地の先進性・活力を、県外へ、そして、世界中に発信・アピールしていくことができる「ノーベル賞記念館」の着実な整備に向け、ご尽力いただくことを、改めてお願いし、私からの質問を終えさせていただく。

「森ともおフェイスブック」も、ご覧ください。↓↓
森ともおFacebookへ
「森ともお通信」も、ご覧ください。↓↓
森ともお通信へ
MoriTomoo

▲PAGE TOP